父・江口弘美は写真家でした。
父・江口弘美は写真家でした。
九州大学で植物の研究をする科学者でもありました。
1999年4月に63歳で永眠しました。僕は32歳でした。
家には、膨大な量の父の写真作品群が残りました。
僕も弟も母も、それらをどうすれば良いのかわからず途方に暮れ、結局何もできないままでいました。
家族にとって、父の写真作品群は、父が残した大変な遺品でもあったのです。
それから25年ほどが経ちました。
どこか自分の中の日の当たらない場所にしまい込んでいた父の作品を、あるキッカケがあって、あらためて観てみました。
「素晴らしい」の一言でした。
植物学者でもあった父が被写体として選んだ対象は、福岡や九州の、わりとすぐ近くの山や森に生息する身近な植物たち。
特別に希少価値があったり、珍しい種というよりも、我々だったら素通りしてしまうような、ともすれば「雑草」と呼ばれてしまうような植物を多く撮っていたように思います。
父・江口弘美の写真作品に、
もう一度光を当てるプロジェクト。
たくさんの方々のご協力を得て始まります。
2027年の展覧会開催を目指して、随時少しずつ更新していきます。
2025年12月
江口カン
江口弘美(えぐちひろみ)
- 九州大学名誉教授 農学博士
- 日本写真作家協会(JPA)会員
- (社)福岡県美術協会写真部会委員
- 福岡フォトサロン会員
- 1935年
- 福岡県生まれ。九州大学農学部卒業
- 1970年
- 第10回カメラ毎日カラー写真奨励賞受賞
- 1977年
- 日本生物環境調節学会賞受賞
- 1977年
- 新宿ニコンサロンおよび福岡ドイフォト
ギャラリーにて写真展「Still Life」
- 1982年
- 新宿ニコンサロンにて写真展「植物」
- 1983年
- 福岡天神アートサロンにて写真展「植物」
- 1986年
- 銀座ニコンサロンおよび福岡市美術館にて
写真展「植物−PartⅡ」
- 1990年
- 写真集「植物」(不知火書房)出版。
日本写真協会年度賞受賞
- 1990年
- 写真集「植物」が日本写真協会年度賞受賞
- 1995年
- 新宿ニコンサロンにて写真展「植物−PartⅢ」
- 1995年
- 写真展「植物−PartⅢ」が
第20回伊奈信男賞受賞
- 1999年
- 勲3等旭日中綬章を授与される
- 1999年4月
- 63歳で永眠

